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抗がん剤治療の真っただ中だった8月に、近所の花火大会がありました。起き上がることもできない状態で、ベッドの上で花火の音だけが「ドーン・ドーン」と虚しく響き渡っていました。家族も私につきあって家で花火の音だけを聞いていました。それがとても悔しかったし、申し訳ない気持ちになりました。 今では、そんな… 続きを読む

夏の1番暑い時期に放射線治療を受けました。毎日汗だくになって病院へ行き、汗もひかないうちに治療室へ。薄暗い治療室、ヒヤッと冷たい治療台に、うっすら流れるヒーリングミュージック。毎回緊張しつつも治療が終わるころには汗もひき、「もう少しここで休んでいってもいいですか？」と思わず言いたくなるような心地よ… 続きを読む

がんに罹患する前からのめり込んでいたハワイアンフラ。 治療中は体調がすぐれず、思うようにレッスンに通うことができませんでしたが、心地よいハワイアンミュージックに合わせて取り組んだハンドモーションの練習は、とてもよい腕のリハビリになりました。 治療後はレッスンに復帰したものの、体力が予想以上に落… 続きを読む

最近、女性専用トイレのない公共のトイレが話題になっていますが、私は排尿障害もあるので女性専用トイレのほうが安心できます。　飲食店などでは男女共用のトイレもありますが、外に男性が待っているかも？と思うだけで、お腹に力を入れて排尿するのをためらってしまうこともありました。ストーマを使用の方は多目的トイ… 続きを読む

抗がん剤治療が進むにつれて、昨日まで大丈夫だったにおいが嫌なにおいになったりしました。そして今までにおわなかったものがとても鼻につくようになったりもしました。 まずは、旦那のにおいがダメになりました。口に出して言えなかったのですがなんかおじさん臭さをものすごく感じてしまい、そばにいるのがしんどく… 続きを読む

抗がん剤1回目後から大好きだったビール、納豆。お気に入りの化粧水、クリーム等などのにおいが気になり、食べられなく、使用できなくなりました。担当医に「抗がん剤中は、もちろんアルコールだめですよね」「ストレスを感じてしまうくらいなら少量は良いでしょう」など余裕ある問答をしていたのですが。。。全く飲みた… 続きを読む

決してジャニーズファンではありませんが、私の応援曲は嵐の「ふるさと」です。 告知後、落ち込んでいろんな思いで胸がいっぱいになったり、もやもやが消えなかったり、先のことが心配でたまらなかったりしたときに、ふっと肩の力がぬけてそのままでいいんじゃないか？と思えたのがこの曲です。 この曲を聴くと、生… 続きを読む

わたしの病気のことを知っている人に会う時は、ウィッグ姿でも堂々としていられたのですが、病気のことを知らない人と会う時にはいつもドキドキしていました。1番ドキドキしたのは子どもと接する時。わたしの頭から目線が離れない（ように感じる）友達の息子ちゃん1歳を前に変な汗をダラダラかいたり、ボランティアで訪… 続きを読む

治療がひと段落して仕事を始めた頃から仕事を再開したのですが、「まだ無理をしなくても…」という家族の前では「疲れた」と言いにくくなってしまいました。足の浮腫みやしばらく仕事を離れていたことへの不安、なんとなく残っている倦怠感など、さまざまな要素があって疲れていたのですが、「じゃあ辞めたら？」と言われ… 続きを読む

先日うけたセミナーでがんになって焦ってすぐに退職をしてしまう「びっくり退職」をいう言葉を聞いたのですが、まさに私がそんな心境でした、　がんに罹患したこと自体はは自覚症状もあったので「あぁ、がんなんだ…」とさほど驚かなかったのですが、「仕事は続けらない！」ととっさに思ってしまって、すぐに退職届を出す… 続きを読む