30代前半、突然の腹痛で歩けなくなり、救急で病院に行ったところ、重度の盲腸。 即手術をしてもらったものの炎症がひかず、精密検査をしたところ悪性腫瘍であることが発覚。 入院中に一人で告知を受ける。合併症の治りも悪く、退院の目途は立たない。 このまま有給休暇を使い尽くして、クビを切られてしまうの… 続きを読む

3年前、軟部肉腫を患い、左踵を広範切除。肢体不自由になった。大学病院で紹介をして頂いて、地域の病院へリハビリへ通った。担当の理学療法士（男性）さんの対応に傷ついた。足の運動器リハビリの処方なのに、「縛ってもいいですか」「顔さわっても良いですか」「胸張れますか」とか変なことを聞かれた。膝が曲げにくか… 続きを読む

私が初めて就職活動したのはオイルショックで景気が低迷していた氷河期。 地方出身の女子学生というだけで就職が難しい時代でした。 何も考えることもなく、面接を受け、開設2年目の米国資本の銀行に入社することができました。今思うと、社会に出て働く意味・意義なんて何も考えてなくて、ただただ東京にい続ける… 続きを読む

10年前、検診で異常がみつかり、携帯に電話があった。会社のトイレで恐怖に震え、30分トイレの個室でうずくまり震えていた。検診結果を聞きに行き、紹介状をもらい、大きい病院に精密検査を受けに行った。結婚式をキャンセルした。親には「がんにならないようにするための手術だから」と言って、主治医にも親には言わ… 続きを読む

がんと分かった時に、既に全身症状が悪く即入院となってしまい、治療も半年はかかると言われたので、すぐに会社へは退職の希望を出しました。 ところが、部署の上司からは「非正規雇用でも2か月なら休めるから、退職しなくてもいいのでは？」と言われました。　残念ながら2か月で戻れる状態ではなかったため、結局は… 続きを読む

2013年の春、会社の健康診断(バリウム検査)で胃の外側に約2cmの腫瘍が見つかりました。その時は良性との診断で、6ヶ月後に再検査することになりました。2014年1月の再検査の時、少し大きくなっていると言われたが、良性の診断でした。でも「これ以上大きくなったら悪性の疑いがある」と言われ、6ヶ月後に… 続きを読む

派遣社員として働いていた時に、乳癌が見つかり、手術は有給でお休みしましたが 抗がん剤が始まるタイミングが、ちょうど契約期間更新の時期でしたので、更新は無理との判断で、辞めました。7年も同じ部署に居ましたので、その日は朝からお菓子を持って退職の挨拶まわりでした。直属の上司だけ病名を言いましたが、他… 続きを読む

確定診断が出た後、社内のチームへの開示よりも困ったのがクライアントへの開示でした。当時、５～６本の仕事を掛け持ちしていたので、手術やその後の治療計画が分からない状態でしたが、ひとまず、担当を部下に切り替えることを報告しました。 私『すみません、来月から少しお休みをいただきます。その間の連絡や… 続きを読む

ホルモン治療を継続している中での就職活動（パートですが） 1か月に1度のホルモン注射が必須で通院しなければならない状況だったので、がんに罹患したことを話し、通院治療中であることも話しました。その時に担当者が言った言葉が印象に残っています。 「私達よりもしっかりと体のチェックをされているというこ… 続きを読む

がんサバイバーになって一番多く聞かれる質問は＜がんになったことを伝えた方がよいのでしょうか？＞ということです。 面接のとき、復職したとき、と様々な場面で悩まれる方が多いのではないでしょうか？ 私は個人的には会社の上司、部下、同僚に伝えました。それは自分が伝えることで、他の人が言いやすくなるので… 続きを読む